ヨーロッパ旅行1日目
大学4年生、最後のテストが終わり卒業まで残すところあと2ヶ月を切った僕は2019/1/29~2019/2/7まで中欧ヨーロッパ(ハンガリー・チェコ・スロバキア・オーストリア)へ10日間旅行に友達と2人で行く事にした。
なぜヨーロッパにしたかという経緯は単純に社会人になるとヨーロッパは遠く、2,3日の休みじゃ物足りないので、時間がある今のうちに行っておこう!というだけである。
初めての海外旅行が中欧になるとは思ってもみなかったなぁ。
世界遺産も観るの初めてだし、気分高まっちゃってるので、記録という意味でもブログ書くか!となった次第。
ヨーロッパ旅行1日目
1/28いわゆる出発日前日に出発地点である関西国際空港(以後、関空)から近い友達の家に泊まり、翌朝7時に起床。
関空に着いたのは8時10分頃。ツアーの集合が9時45分なので、ポケットWiFiを受け取り、ユーロやフォリントそしてチェココルナに両替(通貨いっぱいでややこしい)して時間を潰した。
添乗員の方から諸々の説明を受け、準備万端!と思いきや、乗るはずの飛行機が機材持ち込みに手こずり1時間ほど遅延しているとの事。現地にはとても雪が降っているそうだ。
まさか自分たちの乗る飛行機が遅れるとは。。でも、海外に行く時は、公共交通機関でも時間通りに来ない事は当たり前だと聞いていたので驚く事はなかった。
むしろ、僕は
「そう簡単には海外には行かせてくんねえってか?おもしれえ」
と言い放ち、何も悪い事はしていない22歳大学生だが、どうやら気持ち悪いモードに入ってしまい、鼻水をすすって友達の肩で拭いた。
てなわけで、少し時間が出来て、関空内にあるうどん屋さんで朝食をとる事にした。旅立ち前の最後の日本食だ。美味い。3口で食べ切った。
さて、次にあるのは手荷物検査。初めてだったので気分が高まっていたのだが、そこで目の当たりにしたのは驚くべき光景だった。女性係員が半ギレ状態である。
「なんで?」
中国人観光客に対し日本語で冷ややかな目をしながら低い声でゆっくりと罵詈雑言を浴びせていた。どうやら荷物が多い場合はトレイを分けないといけなかったようだった。
しかし、そこまで怒らんでも。。
ちなみに中国人は日本語を全然分かってなかった。セーフ、、?
そして、ついに僕の番が来た。先ほどの一部始終を見ていたので、トレイを必要以上に多く用意し荷物を細かく分けた。
しかし、、、ピンポーン
「は?」
ポケットに携帯を入れっぱなしで通るという初歩的なミス。係員に体をくまなく調べられて、初荷物検査終了。あれ、恥ずかちいね。
そして、いよいよ人生で3度目の飛行機に乗ると、今までとは違った緊張感があった。最初は沖縄へ、2度目は北海道へと中高の修学旅行で行ったものだから、友達がいっぱいでわちゃわちゃとふざけながら乗った記憶がある。しかし、今回は初の海外、それに友達は後ろの席で右も左も隣は見知らぬ女性。飛び立つ瞬間が今までで1番怖かった。
その時、顔面がものすごく引き攣っていたせいか、顎が外れた。そう、僕には外れ癖がある。痛い。
無事、離陸に成功し安定した航空機は、目的地のハンガリーのブダペスト空港までの経由地である『ヨーロッパの玄関』フィンランドのヘルシンキ空港を目指す。そして無事、顎を戻す事に成功し安定した僕は、早速映画を観る事にした。
『プラダを着た悪魔』
『デッドプール2』
『the other women』
以上の3作品を観たのだが総評は割愛させて頂こう。
途中で右隣の日本人女性が観ている『IT(イット)』というホラー映画を盗み見し、ふと気付いたらその女性が僕の『デッドプール2』を盗み見しているという、隣の芝生は青く見える的な"隣の映画は面白く見える"現象が発生したのはとても興味深かった。
初めての機内食の時間では、「Beef or chicken?(牛肉ですか、鶏肉ですか?)」ではなく「Chicken or rice?(鶏肉ですか、ご飯ですか?)」と聞かれ、僕の頭はハテナでいっぱいになったが大和魂で「Rice!」と言うと、ご飯と鶏肉のあんかけが出てきて思わず1人で
「とりやん。」
と小声でツッコんだ。
通路を挟んだ左隣の、恐らくベトナム人女性は思いっきりBeefを食べていて、また頭にハテナがいっぱい出てきたが、恐らく僕の英語力の無さ露呈案件だったんだろう!悔しながらも
「や~っぱ~りぼ~くは、チキ~ンとラ~イス~でいいや~」
と言い聞かせ3口で完食。美味だ。
その後は特に仮眠もとらずテトリスゲームを真剣にやっていた。1列を40回消すタイムアタックでランキング入りまであと1歩の所まで成長するほどやり込んだ。
おかげで、フィンランドのヘルシンキ空港に着陸する際に恐怖心は全く無く、むしろ機体が揺れてコントロール出来ない指先に苛立ちが募った。積み上がったブロックに僕の視界はブラックに。フィンランドのフィンはまさにfinishの_____fin.なんだねママ。
フィンランドでは、そんなブロックよりも多く雪が積もっていた(上手くない)(テトリスよりも上手くない)。
そしてすれ違う人たち全員背が高い!さすがヨーロッパ人!
再び行われた入国審査で「ハローコンニチハ、アリガトウ」とパスポートに判子を押してもらい本日2度目の飛行機搭乗。先ほど仮眠を取っていないせいか爆睡。
そこでキャリーケースを受け取り、バスで30分ほど揺られホテル到着。そして就寝。まだ時差ボケで体に変な感じがするががんばって寝りる。