ヨーロッパ旅行2日目①
移動だけで丸一日を費やし、ハンガリーのブダペストに到着。ibisというホテルに宿泊し、8時間ある時差を治そうと寝ようにも寝れんっ!
結局、朝まで1度も寝れずにベッドの上で携帯を触りながらゴロゴロしていた。
夜行バスなど寝にくい所でも全然平気で大きないびきをかきながら寝る事の出来る僕は、"寝れない"という初めての体験に
「時差やべえな。」
と感心した。
朝6時に備え付けのシャワーを浴び、6時半にホテルのバイキングで朝ごはん。もう既に日本の米が恋しくなっている僕は仕方なくクロワッサンやスクランブルエッグにハム、コーンフレークなどのザ・ヨーロッパなブレックファーストをテイスト。
しかし、これがまた美味しすぎた。少し塩加減や砂糖加減が強めの濃い味で朝からお腹いっぱいに食べる事が出来た。
「せーの、朝ごハンガリー」(何これ)
さて、それではバスで観光地へ向かおう。観光地を案内してくれるのは奈良の大学に留学経験のあるアニコさん。日本語がすごく流暢で、目を閉じれば実際に日本人が話しているように錯覚するほどだった。
最初に、ハンガリーの首都ブダペストはヨーロッパで2番目の長さの河川であるドナウ川を挟んで西岸をブダ地区、東岸をペスト地区と呼び分けられている事を僕は初めて知った。
そして、ブダ地区は山の自然が豊かで起伏が激しく歴史ある王宮や漁夫の砦が位置している。ペスト地区は平坦でオシャレな街が広がっている。
まずはブダ地区の漁夫の砦に向かった。
砦という名前だが戦いに使われたのでなく美化計画の一環として建造されたもので、かつて魚市場として使われていたここをドナウの漁師組合で守ったことから由来しているそうだ。
ハンガリー建国の父、聖イシュトバーン
砦からはブダペストを一望する事ができ、ドナウ川を最初に繋いだくさり橋もこのように見える。
次に向かったのはマーチャーシュ聖堂。『聖母マリア聖堂』とも呼ばれ歴代のハンガリー国王の戴冠式や結婚式などが行われたそう。数々の歴史が刻まれる聖堂で、ガイドさんの説明の中で出てくる皇帝の名前や国の名前が高校1年生の頃にやった世界史をとても懐かしく感じさせた。
そして、くさり橋を渡りペスト地区へ。中央市場にはたくさんの食料品店や雑貨屋さんが並んでいた。
ここで、少し尿意を催したのでトイレへ。
すると、
150Ft(フォリント)=約70円の貼り紙
あれ?お金かかるの?
これは海外では公衆便所が有料なのは当たり前らしくカルチャーショック。
仕方なくお金を支払い中へ。そして、僕はまたカルチャーショックを受ける。
小便器の位置が高い。
脚の長いヨーロッパ人の為に作られた小便器に股下約70cmの僕は背伸びをする事を余儀なくされた。
「ふーん、やるじゃん。」
自らの体から放出する便なるものに金銭的に価値を持たせ、更に背伸びをしながらそれをする事で、僕は人間的にスケールアップした気がした。中央市場のトイレに感謝。
②に続く