逆転の発想
「叩く」という言葉に「非難する」という意味が付いたのはいつからだろう。インターネットが普及し始めてからは、たとえ地球の裏側にいる相手の事も「叩く」事が出来るようになった。
自分の事を棚に上げて匿名で誹謗中傷をする。まさに「目くそ鼻くそを笑う。」である。
話は変わるのだが「鼻くそ」と言えば、皆はどの指でほじるだろうか。親指か、人差し指か、はたまた小指か。ちなみに、僕のほじ指は親指・人差し指・小指の順に6:3:1の割合で使用している。ほじ指レギュラーに中指、薬指を起用している人がいたら是非教えて欲しい。レアだ。
ここで問いたい事が一つ。ほじった「鼻くそ」をどうしているのか。捨てるのか、どこかに弾くのか、食べるのか、もう一度鼻に戻すのか。
もったいない。
「鼻くそ」にも使い道がある事をご存知だろうか。
知り合いのある美女に聞いたところ、わざと「鼻くそ」を口元に付け、指摘してくれるジェントルマンを探しているのだそう。これからは、美女の口元に気を付けて、出会い頭に「鼻くそ」を指摘したい。
かく言う僕の考える「鼻くそ」の活用法をお教えしよう。
それは、
「あるホテルのルームサービスである清掃のレベルを知る事」
である。
ヨーロッパ旅行6日目の朝、僕は盛大に鼻をほじり、「鼻くそ」を取り出した。サイズは小さめ。起用したのは小指である。取り出す時はこの指を使用する。
「さぁて、これに気付くかな?」
ベッドのすぐ横の壁にしっかり貼り付け、帰ってくるのが楽しみになった。綺麗なホテルは清掃サービスがしっかりしているので気付くだろう。
しかし、、
帰ってくるとしっかりと貼り付けた「鼻くそ」がそのままの状態でこちらをあざ笑っている。まさか、この僕が「鼻くそ」に笑われるとは。僕は「目くそ」だったのかもしれない。
部屋はすごく綺麗だった。しかし、そこだけが、朝出て行った状態のままだった。僕は落胆しながら、自分で自分の「鼻くそ」を掃除した。このホテルは100点満点中90点だ。満点は付けられない。
このブログを最後まで読んでくれた「目くそ」の皆も、これからは「鼻くそ」を笑うのはやめよう。